ハウスクリーニング
公開:2024.2.26
更新:2024.8.21
エアコンの臭いの原因とは?すっぱい臭いの対策方法や予防するコツを紹介
このような悩みをお持ちではないでしょうか。
エアコンはカビや生活臭が原因で変な臭いが発生します。臭いを予防するためにはフィルターを掃除したり、暖房運転したりしてみましょう。徹底的に改善するには、エアコンクリーニングを行っている業者への依頼も必要です。
エアコンからの変な臭いを改善して、快適な暮らしがしたい方は最後までご覧ください。
・エアコンの臭いの原因
・臭いの改善方法
・臭いを放置した場合のトラブル
INDEX
エアコンから変な臭いがする3つの原因
エアコンから変な臭いがする原因は以下の3つです。
- エアコン内部のカビ
- 汗やタバコなどの生活臭
- ドレンホース内の汚れ
臭いを改善するために、対策をはじめる前に原因を明らかにしておきましょう。
1. エアコン内部のカビ
エアコンは、室内の空気を取り込む際、一緒にチリやホコリを吸い込んでしまいます。吸い込んだチリやホコリは徐々に内部に溜まっていき、時間が経つとカビの原因になります。定期的に掃除せずに放置すると、カビが繁殖し、臭いの元になる可能性が高いです。
特に冷房運転をするときは、取り込んだ空気を冷やす段階で結露ができるため、チリやホコリと混ざってカビが繁殖しやすくなります。内部にカビが生えると、運転した際に変な臭いやすっぱい臭いの原因になります。
2. 汗やタバコなどの生活臭
室内の空気が入れ替わらず、臭いがこもっているとエアコンから変な臭いがする原因になります。汗をかいた服をそのままにしていたり、室内でタバコを吸ったりするときは空気の入れ替えをしてください。
魚や肉の臭いもこもりやすいので、調理後は必ず換気しましょう。エアコンは室内の空気を取り込んでいるため、定期的に換気して臭いがこもらないようにすることが大切です。
3.ドレンホース内の汚れ
ドレンホースとは、室内機の内部に発生した結露を取り除くための装置です。ドレンホースは壁から外の室外機につながっているため、ホコリや汚れが詰まっていると、上手く結露が排出されず、カビの原因になります。
また、ドレンホースの先端が排水溝に入り込んでいると、臭いがホース内を通って室内に届いてしまうこともあります。エアコンから変な臭いがする場合は、外の室外機を確認してみましょう。
【自分でできる】エアコンの臭い取りの4つの方法
エアコンから臭いがするときは、以下の4つの方法を試してみてください。
- フィルターを掃除する
- 換気しながら設定温度16度で運転する
- ドレンホースに逆流防止バルブを取り付ける
- 設定温度30度で1時間ほど暖房運転する
今すぐエアコンの臭いを改善したい方はしっかりチェックしておきましょう。
1. フィルターを掃除する
エアコン内部のフィルターに溜まったホコリやカビが臭いの原因になっている場合があります。月に1.2回フィルターの掃除を行うと、変な臭いを予防できます。
掃除は30分から45分くらいの簡単なものなので、臭いが気になったらまずフィルターを確認してみましょう。フィルター掃除の手順は以下の通りです。
フィルター掃除の手順
フィルター掃除に必要なものは以下の4つです。
- 掃除機
- タオル
- 歯ブラシ
- 中性洗剤
どれもほとんどの家庭にあるものばかりなので、すぐ始められます。フィルター掃除は以下の5ステップで完了します。
- パネルを開ける
- 掃除機でフィルター表面のほこりを吸い取る
- フィルターを取り外し、掃除機で細かいほこりを吸い取る
- 中性洗剤と歯ブラシで水洗いする
- タオルで水気をふき取る
エアコンのパネルを開けると表面にホコリやチリが付着しているので、まず掃除機を使って綺麗にします。
強い吸引力で吸い取ると、フィルターを傷つけてしまう場合があるので注意が必要です。中性洗剤と歯ブラシを使って綺麗にしたら、タオルで水気をふき取ってください。しっかり乾かさないとカビの原因になります。
また、注意点として、フィルターの掃除をする前は安全のために電源を落としておきましょう。
2. 換気しながら設定温度16度で運転する
エアコンを冷房運転した際に生じる結露を利用して臭いの原因を洗い流すのもおすすめです。設定温度16度で運転を続けると、ドレンホースに付着している汚れを落とせます。
エアコンは設定温度と吸い込む気温の差が大きいほど、運転効率が高くなります。外が暑いほど差が大きくなり、大量の結露を発生させられるというメカニズムです。
ドレンホース内の汚れが原因で臭いが発生している場合には、冷房運転での臭い対策が有効でしょう。ただし、必ず換気しながら行ってください。換気せずに行うと、エアコンは臭いが付着した空気を取り込むため、あまり改善できません。
3. ドレンホースに逆流防止バルブを取り付ける
ドレンホースが臭いの原因になっている場合、逆流防止バルブを取り付けることで予防できます。逆流防止バルブは、屋外や排水溝の臭いが原因の際に効果的です。ドレンホースの近くに排水溝があったり、人通りの多い屋外だったりする場合は、逆流防止バルブを取り付けてみてください。
ほとんどのバルブが1,000円以下で購入できるので、外の臭いが気になる方におすすめです。ドレンホースをハサミで切ってバルブを取り付けるだけなので、時間もかかりません。
屋外の臭いが気になる方は、逆流防止バルブを買って取り付けてみましょう。
4. 設定温度30度で1時間ほど暖房運転する
エアコンの設定温度を30度にすると、内部を乾燥させられるためカビの繁殖を予防できます。文部科学省によると、カビの繁殖温度は25〜28度です。エアコン内部の温度を上げてカビを繁殖しにくい環境を作ることが大切です。
冷房運転と同じく、外気との差が大きいとエアコンがフル稼働して故障しやすくなるため、冬の寒い時期に試しましょう。ただし、カビ以外が原因の臭いには効果が薄いので、業者を呼ぶ前にやってみるのがおすすめです。
エアコン内部の温度を上げて乾燥させると、カビは死滅しやすくなります。暖房運転するときは、換気のため必ず窓を開けてください。
エアコンの臭いを放置した場合に起きるトラブル
エアコンが起こすトラブルは不快な臭いだけではありません。
- 汚れが原因でエアコンの効きが悪くなる
- 水漏れが発生しエアコンが故障する
- カビを吸い込むことで健康被害が生じる
エアコンが壊れたり、人体に影響を与えたりするので、変な臭いがしたらすぐ対応することが大切です。
汚れが原因でエアコンの効きが悪くなる
ホコリやチリが溜まったまま放置すると、空気の流れが悪くなったり空気を冷やす熱交換器の効率が落ちたりします。内部にゴミが溜まった状態なので、エアコンの効きが悪くなってしまうのです。
スムーズに運転できないため、多くの電力を消費し電気代が増える原因にもなります。エアコンの効きが悪くなったと感じたら、内部の汚れが原因かもしれません。
エアコンを掃除するだけで性能が戻る場合もあるため、故障を疑う前に内部を確認してみましょう。
水漏れが発生しエアコンが故障する
臭いを放置していると、ゴミが溜まったまま運転を続けるので排水部分から水漏れが発生し、エアコンが故障することもあります。フィルターにホコリが溜まっているパターンが多く、ゴミでふさがれると強いパワーで運転しなければなりません。
そのため、故障や不具合が起こりやすくなります。臭いの原因になっているホコリを放置すると、エアコンが壊れる場合もあるので定期的に掃除しましょう。
カビを吸い込むことで健康被害が生じる
エアコンの風により内部のカビが吹き出され人が吸い込むと、肺や気道に悪影響を及ぼす場合があります。カビを吸い込むと、呼吸器系の病気や水虫になる可能性が高くなるので、しっかり掃除しておく必要があります。
特に、小さい子どもや年配の方は影響を受けやすいので注意してください。エアコンを使わなくてもホコリは溜まっていくため、月に1.2回掃除するのがおすすめです。
健康被害を出さないためにも、掃除を忘れないようにしましょう。
【注意点】エアコンの臭いにファブリーズはNG
エアコンの臭いにファブリーズを振りかけるのは逆効果です。ファブリーズは空間の臭いに対して効果が感じられる商品なので、エアコンにかけても効果はありません。それどころか、ファブリーズの成分がエアコン内部に付着し、臭いの原因になることもあります。
内部のカビを除去する成分もないので、臭いが気になるからと言ってファブリーズをかけるのはやめましょう。ただし、フィルターの掃除をしても臭いが気になる場合は、しっかり乾かすことを忘れなければ使用できます。
エアコンの臭いを改善したいならエアコンクリーニングがおすすめ
エアコンの臭いを改善したいなら、業者によるエアコンクリーニングがおすすめです。自分でできる方法を試したけど、効果を感じられなかった方は業者に依頼してみましょう。おすすめの業者は以下の3社です。
- おそうじ本舗
- 東京ガス
- ユアマイスター
それぞれの特徴や強みを紹介するので、業者選びの際に参考にしてみてください。
1. おそうじ本舗
画像引用:おそうじ本舗
おそうじ本舗は197万台のエアコンクリーニングの実績があります。実績の豊富な業者は専門知識があるので、ささいなことも見逃さず掃除してくれます。
独自のファインバブルを採用しており、泡が弾ける衝撃圧力作用を応用して効率的に汚れを落とし、洗浄に使う水の量も削減が可能です。2つのプランから選べるため、初めてエアコンクリーニングを依頼する方におすすめです。
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2. 東京ガス
東京ガスでは独自の技術研修とマナー研修を実施しており、合格したスタッフのみがエアコンクリーニングを行うので、質の高いサービスを受けられます。Webで簡単に予約でき、3日以内の出張が可能です。
2台目以降は割引が適用されるため、家のエアコンをまるごと掃除したい方におすすめです。また、9割以上の顧客がサービスに満足している実績もあるため、評判のいい業者をお探しの方は、一度チェックしてみてください。
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3. ユアマイスター
ユアマイスターは、地域の業者から簡単に選べるサービスです。依頼したい箇所と日程をインターネット上で選ぶだけで注文が完了するので、難しい操作は苦手という方は一度チェックしてみてください。しっかりしたサポートを受けられる業者をお探しの方におすすめです。
再施工保証や故障破損補償も用意されており、安心して依頼できます。10,000円以内で対応してもらえる場合もあるため、事前にプランやサービスを比較しておきましょう。
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エアコンの臭いを予防するための3つのポイント
エアコンの臭いを予防するためのポイントは以下の3つです。
- 定期的に送風運転する
- こまめに換気する
- 定期的にフィルター掃除をする
臭いを放置すると、故障したり健康被害を出したりするおそれがあるため、しっかり予防しましょう。
1. 定期的に送風運転する
エアコンは使わなくても内部にカビや汚れがたまりやすいため、定期的に送風運転して内部を乾燥させることが大切です。月に1.2度運転させて、エアコン内部にカビが繁殖しないようにしましょう。
内部クリーン機能がある場合は、積極的に利用するとよりカビを防止できます。すぐに試せる予防方法なので、忘れず行ってみてください。送風運転でエアコン内部を乾燥させると、カビの繁殖しやすい環境を改善できます。
2. こまめに換気する
エアコンの臭いは汗や部屋の生活臭が一因です。生活臭をエアコンにこもらせないようにするためには、こまめに換気して空気を入れ替えましょう。換気しないと、エアコンを使っていなくてもフィルターに臭いがつくこともあります。
定期的に換気して部屋の臭いを充満させないように注意してください。夏や冬は閉めっぱなしになりがちですが、毎日数分間でもいいので、窓を開けて空気を入れ替えることが大切です。
3. 定期的にフィルター掃除をする
臭いの原因になるホコリやチリを溜めないためにも、定期的なフィルターの掃除は必須です。エアコンを使っていない時期でも汚れは溜まるので、月に1.2回の頻度で掃除しましょう。フィルターを綺麗にするには、30分から40分くらいの時間が必要です。
フィルターを掃除するとホコリを除去できるので、エアコンの効きもよく感じられます。臭いを予防するためには、フィルターの掃除をしてみてください。
エアコンの臭いを取り除いて快適な暮らしを
エアコンの臭いを放置していると、効きが悪くなったり健康被害が生じたりします。臭いが気になったら、フィルターを掃除したり内部を乾燥させたりすることが有効です。どれも簡単にできる方法ばかりなので、一度試してみてください。
臭いを予防するためには、定期的な掃除や運転が必要です。臭いが発生すると、手間やお金がかかるので事前に予防することが大切です。
エアコンの臭いを取り除いて、快適な暮らしを目指しましょう。